映画
□そして人生は続く...ビルケンとシックな服をまとったM・ロビーがみんなに送り出されて笑顔で歩き出す爽やかなラストシーンに心が快哉を叫ぶと同時に思うそして人生は続く...M・ロビーの すなわち私たちの「自分らしさ」を求める旅はこれからも再出発が繰り…
□ルッキズムに依存しない炎のエンバーちゃんの太ももに欲情していたそう告白したらみんな引いて去っていくんだろうかいやいや劇場はちびっこだらけだからちゃんとすかした顔して観てましたよでもエンバーのスカート短かくね?!でもエンバーのスカート短かくね…
□言葉にできない今日は珍しく隣にまで人が座っているその女性は上映中何度も口元を抑えた頭でブロックを割る場面で子どもたちがお尻を叩かれる場面でもちろん幼き主人公の6本目が斬られる場面でも客席には人が多くリアクションもあったパンフレットも売れて…
□「外で待ってる」チャットでユーザーからの質問に答える仕事画面越しの心ない言葉に傷つけられる和室のアパートにはベッドとローテーブルトイレットペーパーをティッシュ代わりにする夜はノートPCを枕元に横立てして配信ドラマを見ながらいつのまにか眠って…
こんにちは!映画ご覧になってますか?劇場に通ってると作家性全開で感想を言葉にできないようなそんな作品にも出会いますよねすごかったりあきれたり憤ったり理解不能だったり平伏したりそんで口をあんぐりさせてるとレビューを書き損ねます全部書いてる方…
□稀代の眼力山田杏奈、森山未來、永瀬正敏である品川徹、でんでん、三浦透子であるそして山中崇、川瀬陽太、赤堀雅秋であるこの俳優陣を前に観ない理由を見つけられなかったちなみに御年88歳の品川徹氏は大杉蓮と同じく沈黙劇の「転形劇場」の俳優でドラマ『…
□「7月13日」劇場のロビーには若い人が目立ちますこの作品は17年も前のものなんですが2006年に公開された細田守監督の『時をかける少女』が2週間限定で上映されています特に今日7月13日は劇中での日付と一致する主人公の真琴がタイムリープを繰り返すうち生…
□モッくんに匹敵する美しい所作1996年に周防正行監督は『Shall we ダンス?』で日本映画界を席巻したそのひとつ前の作品が『シコふんじゃった』楽しいコメディだけれど周防監督の知的さがにじむ作風でありそして幾何学的な構図も印象的だボクはこの作品が大好…
□「平和の壁」の国今朝もスキンヘッドの校長がエルヴィスを口ずさんで登校してくるここは北アイルランドの小学校この国は福島県と同じくらいの国土面積と人口(約188万人)を有するカトリックとプロテスタントの対立イギリスとの連合と独立をめぐる衝突これ…
□卓越した人間観髪を赤く染め娘に手をあげる母それを毒親としてしまえばわかりやすいかもしれないおそらくキム・セイン監督の分身的な存在は娘の方であったに違いないしかし監督はこの母娘の善悪について絶妙な均衡で描き続けただから観客は母娘どちらの気持…
□光石研と間と「光石さんと間で出来ている」フォローさせていだいているkalindaさんが評したこの言葉に優るものはない長年の学校勤めを辞めようとしている男彼には心の底から語れる”何か”がなかった妻との関係は空虚なものとなっている娘に話しかけてみても…
□どうして没入しているのだろうどこかの家族の旅行ビデオそんなものを他人が観ていられるはずがないこの映画はひなびたリゾートホテルでの父と娘のひと夏を映し続ける極めてパーソナルな映像だそれなのに私はどうして没入しているのだろう少し緊張さえしてず…
□2023年の重要な1本2023年のとても重要な1本だと感じるこの作品のテーマは女性の尊厳についてだしかし本作は他にも重要なテーマと向き合う機会を与えてくれた紛争のときにとるべき態度について洗脳や教育がもたらすものについて次世代のために今を生きること…
□自分を大切にしすぎている権力や組織に抗えるわけがないそう思って生きているしかし「ハマのドン」は最高権力に異議申し立てをした社会的に抹殺されるかもしれない本当に殺されるかもしれない惨めな人生になるのは必至だろうでもそうだったとしてもドンに後…
□午前10時の映画祭13『マルサの女』(1987年公開)『マルサの女』ときたらこの音楽ですよねトゥートゥトゥトゥートゥトゥトゥートゥ♪トゥトゥトゥトゥートゥトゥトゥール♫久しぶりに鑑賞したんですがこのメインテーマ本編中で何十回とかかるんですねそしても…
□荒ぶる潜在エナジーこれぞいろんな人の感想を聞いてみたいと思わせる映画でした観客をそれぞれの思考に導くような豊かさがありましたね序盤からこの作品の求心力はすごいストーリーは筒井真理子を軸とした単線なのに彼女に対する理解と不可解でグイグイ引き…
□変な映画!変な映画だなぁと思うなんだってオレはこんな大画面でアライグマとカモノハシのラブシーンを真剣に観てるんだろうジェームズガンさんあんた変だよおもしろいけど□共同の描き方「一致団結」って言葉がすごく苦手なんです時としてみんなで力を合わ…
□公開初日に観るということ 映画公開の初日に鑑賞するということは自分がその作品に大きな期待を寄せているということです いや期待という以上に「思い入れ」を抱いていてその監督作品はどうしても見届けたいと思っているのです 藤井道人 彼は私のそんな思い…
□それぞれのジュリアたちジュリア彼女はピアニストを志す少女だった1989年ベルリンの壁崩壊を見に出かけたジュリアとパスポートを忘れたジュリア彼との二人乗りのバイクジュリアが運転した人生とジュリアが後部座席だった人生あの時の選択であらゆる出会いは…
□『劇場版 推しが武道館いってくれたら死んでもいい』危険を顧みない勇敢な観客だけに奇跡のような映画体験は与えられるセレンディピティ幸運を引き寄せる能力があると誰もが思いたい『劇場版推しが武道館いってくれたら死んでもいい』魅力的なタイトルであ…
□女たちのヒジャブイランの女性たちが顔や身体を覆うヒジャブ事件を追う女性ジャーナリストのラヒミ彼女は赤いヒジャブをゆるく巻いて登場したホテルのフロントマンから髪が見えていると指摘されても余計なお世話だと一蹴した警察や聖職者を訪問するときは黒…
その男はプーチンにも怯まず国民の権利を獲得しようとする。長身痩躯でハリウッド俳優のようなハンサムガイ。その名はナワリヌイ。そしてモデルのように美しい妻ユリア。彼女もナワリヌイに負けず劣らず品格があり当局や警察にも怯まない。ナワリヌイが政府…
□『午前4時にパリの夜は明ける』シャルロット・ゲンズブールがパリの市井の女性を演じる。エリザベートは夫と別れて2人の子どもを養って生きることになった。彼女は母親であるが涙もろく時に誰よりも幼い表情をする。1981年、ミッテランが大統領に当選した。…
こんにちは!はやくも今年も1/3が過ぎました。2023年1~4月に映画館で2回以上鑑賞した作品を8本紹介します。みなさんも思わず何度も劇場に 足を運んでしまった作品はありますか?ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ①『#エゴイスト 』劇場で堪え…
□ずっと苦しかった上映後に金子監督の話が聞けるのを楽しみに席に着いた。しかし、この映画を見ている間ずっと苦しかった。上映時間の大半で例えばウクライナとかウィシュマさんのことを考えていた。□加害性は誰にでもあるオレ「ウクライナ?ウィシュマさん…
□あちらとこちら精神疾患ではない人っているんだろうか。映画を見ていると確かにこちらとあちらという垣根が溶けていく。セーヌ川に浮かぶデイケアセンター「アダマン号」の人々。ドストエフスキーやシェイクスピアを思慮深く語る男性がいる。私は彼と同じ土…
□かわいければかわいいほどラスト近くのシーンで紅衛兵の女子が登場する。若くかわいい子たちが一斉に歌って踊る。 ♪革命を起こそう ♪反動分子を倒せ世が世なら乃木坂46のようなものだろうか。けれど彼女たちは文化大革命の急進的な一団。老いた男がそれを力…
□映画の革新かニック・ジョンソンとウィル・メリック。この名前は覚えていた方がいいと思った。監督・脚本を務めた30前後の若いふたりだ。もしやルーカス&スピルバーグのような存在になるのではないか。この映画はおもしろいだけじゃない。革新的だと思う。…
□ヤフー評価4.1とても評判のいい作品ですね。客席でも涙する方たくさんいらっしゃいました。はい、やっちゃいました。本作が好きな方!読まないか、ボクを笑ってください。いつも多数決で少ない方に手を挙げちゃうんですよ。もしかしたらボクのように「……」…
□ヤフー評価4.1とても評判のいい作品ですね。客席でも涙する方たくさんいらっしゃいました。はい、やっちゃいました。本作が好きな方!読まないか、ボクを笑ってください。いつも多数決で少ない方に手を挙げちゃうんですよ。もしかしたらボクのように「……」…