2023-04-01から1ヶ月間の記事一覧
□石油コンビナートタンクトップ姿でスマホだけ持ってテキサスに帰って来た元ポルノ俳優のマイキー。別居中の妻の実家に転がり込んで、意味のないことをご陽気にまくし立てる。 俺はAV界のアカデミー賞にノミネートされたぜ 大勢のフォローワーがいるんだ …
□河村光庸(カワムラミツノブ)彼は2022年6月に亡くなりました。『妖怪の孫』を観に行ったとき、制作が「スターサンズ」であることに驚いたんです。こういう命がけな政治ドキュメンタリー映画は、もっと無名の会社で制作されるイメージがありました。それが…
□『みんなのヴァカンス』脚本・監督 ギヨーム・ブラック日本では2022年8月公開。キノシネマ天神にてリクエスト特集で再上映。昨年公開なのでレビューは出揃っている。これがすごい。「最高」「共感」「すごく笑った」「多幸感」 「テンポ編集」「風景美」「…
□同時代の切実な瞬間本年の映画賞を席巻したということは、同時代性を激しく内包している映画ということだ。賞というのは皮肉なもので、賞をもらったばかりにのちの世で罵られたりする。「なんでこんなのがアカデミー賞なんだよ」これは芥川賞でも、レコード…
□何もせずに金だけ儲けて女はタダ不思議だ。男たちが不可能を可能にしようとする痛快な作品。楽しいのだが、同時に虚しい気分に覆われる。同じような気分に囚われた方はいるのだろうか。念のため2回観たが、やはり楽しさと虚しさを二つながら感じることは変…
□『ノック 終末の訪問者』M.ナイト・シャマラン監督最新作。優しい顔した4人がキャビンをノックする。「あなたたち家族が犠牲になって世界の終末を救ってくれ」ごめんねとか、傷つけたくないんだとか言いながら、人類のためにお願いと。むかし、日曜日に子…
□『トリとロキタ』移民・難民の映画は観ようと思っている。そんなことが何になるのか。そんなことして世界からイジメを受けているような移民・難民の役に立つのか。『牛久』『マイスモールランド』『世界は僕らに気づかない』 『ブルー・バイユー』その映画…
□『ジュラシック・パーク』(監督スティーブン・スピルバーグ)『午前10時の映画祭13』でスクリーン上映。1993年公開の大ヒット作品をはじめて鑑賞。笑っちゃった。スピルバーグってやっぱり変態だなって。とにかくみんなのことを驚かせたい!そんないたずら…
□『ロスト・イン・トランスレーション』2003年公開作品。脚本・監督はソフィア・コッポラ。ソフィア・コッポラとユニクロのコラボTシャツ販売を記念しての再上映。アカデミー賞主要4部門にノミネートされ、脚本賞を受賞。全編東京を舞台としているが、監督…
□『14歳の栞』2022年3月公開作品が、渋谷パルコなどで全国順次再上映。 1年ぶりの鑑賞で2年6組の35人と再会する。誤解を恐れずに言うならば、何も起きない中学2年生たちの風景。しかし彼らの内部は激しくうごめいている。一般の生徒たちを長期撮影したドキュ…
□『わたしの見ている世界が全て』脚本・監督 佐近圭太郎主演 森田想制作・配給 Tokyo New Cinemaマドリード国際映画祭主演女優賞公開は13館と小さいが「見つけた」という新星。幸運にも近くで公開していて、派手さがなくても大丈夫という方はご覧ください。…
□『妖怪の孫』って...安倍晋三氏の本質に迫ろうとする取材。米国人記者や右翼の一水会の見解も盛り込まれ、好奇心をガンガン刺激された。青木理の著書『安倍三代』も読んでいたが、こちらと同様に歴代最長総理の考察としてすぐれた内容。予告で『妖怪の孫』…
□『Single8』平成ウルトラマンシリーズを手掛ける小中和哉監督の自伝的作品。『スターウォーズ』に魅せられた1978年の夏。文化祭の出し物である8ミリ映画作り。ヒロインはクラスの女の子。映画製作は彼女に思いを伝えるためでもあった。でも残ったのは映画の…
□『ユリイカ(EUREKA)』福岡コ・クリエイティブ国際映画祭にて再上映。昨年3月21日に57歳で亡くなった青山真治監督の2001年公開作品。カンヌで国際批評家連盟賞とエキュメニック賞を受賞。ノベライズでは三島由紀夫賞を受賞。今回の上映日も3月21日。青山監督…