映画館に帰ります。

暗がりで身を沈めてスクリーンを見つめること。何かを考えたり、何も考えなかったり、何かを思い出したり、途中でトイレに行ったり。現実を生きるために映画館はいつもミカタでいてくれます。作品内容の一部にふれることもあります。みなさんの映画を観たご感想も楽しみにしております。

映画「百年と希望」 共産党…どう考えてもまともなことを言っているのに議席を取れないこの国


政治やりたいな。

やりたいかな。

と、一瞬でもそう思わせたなら
いい映画ってことですよね。

日本の政治って例の学生運動以後
たいていの国民は真剣になったことがない
と思うんですよ。

ひたすら経済や生活に目を向けて
国のデザインや民主化政治屋
任せてしまったと思うんです。
少なくともオレはそうです。

鄧小平以降の中国と似てませんか。
札束で頬を張られて
政治に関しては沈黙という感じです。

それから議論のトレーニング不足で
議論を通じて信頼を築けないですね。
共感できる相手としか話し合えないって
すごく不毛ですよね。
「反論憎んで人を憎まず」ができない。

そもそも国が教育で「議論」や「政治運動」を
教えるメリットはないわけで、
むしろ生産性高くて従順な人材を育みますよね。

そのことはずっと気がかりで生きてます。

”ジェネレーション・レフト”って
言うそうですね。
資本主義を見直そうとする若者たち。
協力したいなぁ。それとも意識高くて
めんどくさい連中なのかなぁ。
だからホラ、そういうとこダメね、オレ。

もう疲れた。
人間が経済をデザインするんじゃなく、
経済に人間がデザインされる世界に。

ドキュメンタリー映画のいいところは
池内さおり候補のようなステキな
ワンダーウーマンの存在を知れることです。
いるんですね共産党なんかに
池内さんのような逸材が(失礼)。
若く可愛い支援者もいましたよ。

「池内さんの比例順位はなんだ!
 共産党は池内さんがいてくれることに
 感謝していいくらいですよ!!」

若い支援者はこう言い放ってました。
気持ちいいですね。
ちょっと面倒くさそうなコだったけど。
だからぁ。

前回の選挙ではこんなステキな
池内さんが当選できなかった。
なかなかガルガドットのように
ハッピーエンドにならないですね。

ステキな候補者を当選させない
ステキじゃない国。

そう嘆くと「だったら日本から出ていけ」
とか言われるのでしょうか。
いやいや、いやいや。
お互いの希望と幸福のために言葉は使いたいです。

政治かぁ。
まあ正直ため息ついちゃいます。
よね!?

日本共産党
ジェンダー平等、経済格差の是正、
人権侵害の校則廃止、五輪より命を守る…

どう考えてもまともなことを言っている。

なんでも黒塗りにする自民党
政教分離でどうしたってアレな公明党
政権与党よりまともなのは
小学生でもわかりますよ。
自公支持者の方ごめんね。
ご意見は拝聴します。

いや小学生にしかわからないのかな。
大人になって清濁併せ飲むと
”大人”な政党に投票しちゃうのでしょうか。

私の母は貧しい家に育った。
初めて選挙権を持ったとき
共産党はみんな平等と聞いて
貧乏がなくなるならと
誰にも言わず共産党に投じた。

帰宅するとすごい剣幕で
母親(祖母)に怒られたそうです。
「なんでアカに入れたんだ」と
誰にも言ってないのに。

政権与党に賛同できる方はいいけど
そうじゃないボクみたいな者は
投票できる政党がないんです。

共産党かぁ。
悪いイメージはないですよ。
暴力革命とか昔ですしね。
でもイケてないですよね。
オレさらにモテなくなっちゃいそうです。
入れても当選しないし(涙)。

あと党員の正義感が強すぎて
ちょっとだけ怖いんだよなぁ。
共産党に染まるには
オレはピュアじゃなさすぎる。

政党政治じゃないといけないのか。
自民も共産も胡散臭くて
だいたい組織って理念がグチャってなって
個人より組織の延命が主題になりますよね。
個人の資質で支持したいです。

日本が過去の風習や制度から抜けられなくて
歪んでいる状態にあることを池内さんが
「システムエラー」と表現してたのが印象的だった。

生まれてこの方政治参加している実感がない。 
うんこ扱いされてる気がする。
政治やりたいな。
やりたいかな。

 

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