映画館に帰ります。

暗がりで身を沈めてスクリーンを見つめること。何かを考えたり、何も考えなかったり、何かを思い出したり、途中でトイレに行ったり。現実を生きるために映画館はいつもミカタでいてくれます。作品内容の一部にふれることもあります。みなさんの映画を観たご感想も楽しみにしております。

映画「教育と愛国」 右か左かではなく、右も左も

こんにちはノブです。

今日はドキュメンタリー映画「教育と愛国」です。

 

愛国とは何か

 

嘘や曖昧さをやめて潔い言動をする。

それから、大国にこそ卑屈で猥褻な態度をとらない

そうすれば自ずと国民は自分の国に誇りを持つと思います。

 

教科書でつくられる程度の愛国や自虐はどちらにしても薄っぺらいと思います。

「右だ左だ」ではなく、「右も左も」平和と幸福を希求しているのです。

 

政治的なお考えは様々だと思いますが、映画が好きな親愛なるみなさんには機会があればご覧いただきたいと思います。

監督:斉加尚代   語り:井浦 新

2017年にMBSで放送された番組『映像‘17 教育と愛国~教科書でいま何が起きているのか』は、放送直後から大きな話題を呼び、その年のギャラクシー賞テレビ部門大賞、「地方の時代」映像祭では優秀賞を受賞した。

2019年に番組内容と取材ノートをまとめ書籍化(岩波書店刊)。2020年には座・高円寺ドキュメンタリーフェスティバルで上映もされた。これだけ長く注目され続けるのは、多くの人にとって教科書問題が身近であり、またこれからの社会を考えるうえで「教育と政治」の関係が重要であるという証左ではないだろうか。

映画化にあたっては、いくつもの壁にぶち当たりながらも追加取材と再構成を敢行し、語りは俳優・井浦新が担当した。

いまあらたに誕生した映画版『教育と愛国』がいよいよ劇場公開となる。