映画館に帰ります。

暗がりで身を沈めてスクリーンを見つめること。何かを考えたり、何も考えなかったり、何かを思い出したり、途中でトイレに行ったり。現実を生きるために映画館はいつもミカタでいてくれます。作品内容の一部にふれることもあります。みなさんの映画を観たご感想も楽しみにしております。

2022-09-26から1日間の記事一覧

映画「こちらあみ子」 私が棄てたあみ子

「こちらあみ子」のよい評判は聞いていた。主題性においても、撮影技法(哲学)においても傑作と評する方がいることを。封切り時は行けなかったが、今また劇場でかけてくれているので足を運ぶ。鑑賞後のことだが、『私もあみ子だった』『私の中にもあみ子は…

映画「スーパー30 アーナンド先生の教室」 ごらん世界は美しい。。

「そんなバカなことあるか、コラ」まるで小学校低学年のガキが考えたような映画の決着。なんだこれ金返せとでも言いたいところだが、笑うしかなかった。だって実話だというのだから反論のしようがない。だから本当に客席で笑った。私財を投げ打ち、貧しい生…